天理市で土葺き和瓦の下屋根を葺き替えで野地板と防水紙を設置します
天理市で築50年の土葺き
和瓦屋根の
葺き替え工事をさせていただくことになりました。
約5年前になりますが、大屋根部分の一部を部分葺き替えさせていただきまして、今回は残りの屋根部分を葺き替えさせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
築50年の瓦屋根を剥がしている様子になります。
瓦をめくるや否や、大量の土が出てまいりました。
土葺き工法というやり方で、明治から昭和にかけて行われてまいりました工法になります。
言わば、日本の伝統工法ですね。
築50年の屋根の下地になります。
下屋根の下地として、竹が何本も並べて使用されています。
現在ではあまり見かけることのない、下地の施工方法です。
構造用合板を使い、新しく
野地板を重ねて張っていきます。
構造用合板とは、薄いベニヤ板を何層にも重ねて作られた合板のことで、建築資材としてありとあらゆる用途に使われる万能合板です。
このように竹を使った下地は、その時代においては当たり前であったと思われますが、最近の住宅においては、余程のこだわりを持たれたお客様でない限りは、ご使用にならない代物です。
構造用合板を重ねて張っていくことにより、重量は増えていきますが、それ以上に下地の強度は上がり、頑丈な屋根へと変身してまいります。
古くなりました瓦屋根の状態から、作業工程に従って変化していきます。
見比べてごらんください!
瓦と葺き土、杉皮を撤去したところに、新しく野地板を
増し張りさせていただきました。
そして、野地板の上からルーフィングを設置させていただきました。
杉皮の下葺き材から一変して、ゴムアスルーフィングに変化しました。
ルーフィングを張るところまでの状態ですが、何となくすっきりした印象を受けます。
今後は杉皮からバトンタッチしたルーフィングが、屋根の防水に活躍してくれると思います。
ご覧いただきましてありがとうございました。
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