2026.06.02
前回の続き 奈良県斑鳩町にお住まいの皆さま、街の屋根やさん奈良店の従業員です。今回は斑鳩町にある2階建ての和瓦屋根にお住まいのお客様よりご相談をいただき、大切な屋根の葺き替え工事を行うことになりました。現地調査にお伺いしたところ、長年ご家族を守ってきた和瓦には全体的…
新しい野地合板の上に、まず「ゴムアスルーフィング」というシート状の防水材を貼っていきます。これは屋根材の下に隠れる二次防水(にじぼうすい)の役割を持つ、とても大切な材料です。
屋根は、表面の屋根材だけで雨を防いでいるわけではありません。万が一、屋根材のすき間から雨水が入り込んでも、このルーフィングが下でしっかり受け止めて、雨漏りを防いでくれます。いわば屋根の「最後の砦」です。ゴムアスルーフィングは一般的なルーフィングよりも防水性・耐久性に優れており、長く安心してお住まいいただくための備えとなります。
二次防水ができたら、いよいよ屋根材「リッジウェイ」を屋根の上へ荷揚げ(にあげ/材料を屋根に運び上げること)していきます。
リッジウェイは、瓦と比べてとても軽い屋根材です。昔ながらの和形瓦は1枚1枚が重く、屋根全体ではかなりの重量になります。屋根が重いと、地震のときに建物が大きく揺れてしまう原因にもなります。その点リッジウェイは軽量なので、建物への負担が少なく、地震に強い屋根づくりにつながります。デザイン性も高く、シンプルでモダンな仕上がりになるのも人気の理由です。
屋根材を葺く前に、軒先(のきさき/屋根のいちばん下の端の部分)に「軒先水切板金(のきさきみずきりばんきん)」を取り付けます。
これは、屋根を流れてきた雨水をスムーズに雨樋(あまどい)へと導くための金属の部材です。もしこの板金がないと、雨水が屋根の先端を伝って下地の木部に回り込み、軒先の腐食や雨漏りの原因になってしまいます。水切板金は、雨水をきちんと外へ落とし、大切な下地を守る役割を担っています。
下準備が整ったら、リッジウェイ本体を軒先から棟(むね/屋根のてっぺん)に向かって、1段ずつ葺き上げていきます。
留め付けには釘を使い、1枚につき4本の釘でしっかりと固定していきます。釘の本数をきちんと守ることで、強風で屋根材がめくれたり飛ばされたりするのを防ぎ、台風などの悪天候にも耐える丈夫な屋根に仕上がります。1枚1枚ていねいに、ずれのないよう葺き進めていきます。
屋根材を葺き終えたら、最後は「棟仕舞(むねじまい)」です。屋根のてっぺんに「棟板金(むねばんきん)」を取り付けて、雨水の侵入を防ぎます。
棟板金のつなぎ目には「2乗コーキング」を施します。コーキングとは、すき間を防水材で埋める作業のことです。つなぎ目を二重にコーキングすることで防水性を高め、さらに板金が強風で飛ばされてしまうのを防ぐ飛散防止(ひさんぼうし)の役割も果たします。屋根の頂上は雨風の影響を最も受けやすい場所なので、ここをしっかり仕上げることが、長持ちする屋根の決め手になります。

街の屋根やさん奈良店では、雨漏りの調査から葺き替え工事まで、屋根に関するお困りごとをトータルでサポートしております。「雨漏りが心配」「瓦が古くなってきた」「地震に強い屋根にしたい」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。点検・お見積りは無料で承っております。奈良県内の屋根工事は、ぜひ私たちにお任せください。
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