2026.04.16
大和高田市にお住まいの皆様、ご自宅のカーポートを見上げたことはありますか?今回お伺いした大和高田市の2階建て住宅では、立派なガルバリウム鋼板屋根の母屋とは対照的に、カーポートの屋根材が一枚だけ無残に割れて外れてしまっている状態でした。一見すると「たった一枚なら雨に濡れるだけで済む…
屋根に登って近くで確認したところ、表面を守るべき塗膜(塗装の膜)が完全に色あせていました。
本来であれば色鮮やかであったはずの瓦ですが、現在は基材であるグレーのセメント地がむき出しになっています。この状態になると、雨が降るたびに瓦自体が水分を吸収し、冬場の乾燥や凍結によって瓦の強度が少しずつ低下してしまいます。
「差し棟鋼板(さしむねこうばん)」仕様の屋根ですが、その金属部分も表面のコーティングが剥がれてきています。差し棟とは、屋根の角(隅など)をカバーする金属製の部材のことですが、ここが劣化すると雨水の侵入経路になりやすいため注意が必要です。
屋根の形状が入り組んでいる部分には、雨水を集めて流す「谷板金(たにばんきん)」という溝が設置されています。
この谷板金も、屋根材と同様にかなり色あせが進んでいました。谷板金は常に雨水が集中して流れる場所であるため、錆が発生しやすく、穴が空いてしまうと即座に雨漏りに直結する非常に重要なパーツです。表面の塗膜が失われているということは、金属を保護するバリアがない状態ですので、早めのメンテナンスが推奨されます。
今回の調査で印象的だったのは、1階の屋根である「下屋根(しもやね)」の状態です。下屋根は、2階の屋根のせり出し(軒の出)によって、雨や日光が当たりにくい箇所があります。
2階の軒に守られている部分はまだ当時の色が残っていますが、日光や雨が直接当たる部分は完全に対比ができるほど色あせてしまっています。これほどはっきりと違いが出るのは、それだけ太陽の紫外線が屋根材に与えるダメージが大きいという証拠でもあります。
さらに詳しく調査を進めると、下屋根の軒先(のきさき:屋根の端の部分)の角にある瓦に、くっきりとクラック(ひび割れ)が入っているのを発見しました。
厚型スレートであるワンダセラは頑丈ですが、経年劣化で水分を含みやすくなった状態で衝撃が加わったり、基材の収縮が繰り返されたりすることで、このように割れてしまうことがあります。軒先の角は風の影響も受けやすく、割れた破片が万が一落下してしまうと、下を通る人や車に被害が及ぶ可能性もあり大変危険です。
ここで、ワンダセラをお使いの方にぜひ知っておいていただきたい重要なポイントがあります。
現在、屋根リフォームで主流となっている「カバー工法(古い屋根の上に新しい金属屋根を重ねる工法)」ですが、ワンダセラの屋根にはこの工法を施工することができません。
理由は、ワンダセラが「厚型」のスレートだからです。 薄いスレートとは異なり、瓦自体に厚みと大きな凹凸があるため、その上から新しい屋根材を隙間なく密着させて固定することが構造上不可能なのです。
そのため、ワンダセラの屋根を根本的にリフォームするには、古い瓦をすべて撤去して新しい屋根に作り変える「葺き替え(ふきかえ)工事」が唯一の選択肢となります。
屋根は家を守る一番の要ですが、普段なかなかご自身で確認することは難しい場所です。今回のような希少な「ワンダセラ」の屋根は、現在の状況を正しく診断し、あと何年この家に住み続けたいのかというライフプランに合わせて、最適な補修をご提案する必要があります。
私たちは創業51年、大阪を拠点に奈良エリアでも数多くの施工実績を積み重ねてきました。カバー工法ができない特殊な屋根だからこそ、安易な提案ではなく、お客様にとって最も長期的に見て安心できる施工方法を見極めるのが私たちの役目です。
無理な営業は一切いたしません。まずは「今の自分の家の屋根がどうなっているのか」を正しく知ることから始めてみませんか?
奈良市近郊で屋根の点検やメンテナンスをお考えの方は、ぜひ一度「街の屋根屋さん奈良店」へお気軽にご相談ください。51年培った技術で、大切な住まいをしっかりとサポートさせていただきます。
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