現地に到着しました

立派な門構えに圧倒されます

現地に到着しました。
ご依頼いただいたお客様のお宅は、とても立派な和風住宅でした。
門構えに威厳がありますね。

お客様にご挨拶をさせて頂いて、敷地内にお邪魔いたしました。

木がたくさんあるお庭を通って住宅の玄関へ入ってきました。
反対側には石灯篭もありました。
典型的な日本家屋という雰囲気です。
とても素敵ですね。

雨漏りの状況をお伺いしました。
天井でポタポタ音がするのと、一部壁に雨染みがあり雨漏りしていると思ったそうです。

こういう時こそ『街の屋根やさん奈良店』にお任せください！
無料点検で雨漏りの原因を追究し、お客様に安心をお届けします。

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はしごを掛けて屋根に上ってみました

こちらの建物には、１階建部分と２階建部分がありました。

屋根材はいぶし瓦屋根でした。

１階建部分から２階建部分まで、瓦屋根の下には銅板の屋根がありました。

銅板は耐久性が高く、耐用年数は60年以上と長寿命を誇っています。
年月の経過とともに表面が青い錆（緑青）によって保護されるため、塗装などのメンテナンスもほぼ不要です。

ただ、他の屋根材に比べて高価であることや銅板を施工できる職人さんの減少などが原因で、最近ではあまり使用されることが無くなりました。
酸性雨によって穴あきすることもありますが、こちらの屋根ではまだ穴あきは生じていませんでした。
でも、お客様は雨水や埃による銅板の汚れが気になっておられるようでした。

棟瓦が崩れていました

無料点検を進めていくと、崩れた棟瓦を発見しました。

瓦の落下を発見したお客様が自ら屋根に上り、ぐらついている棟瓦をテープで固定されたそうです。
屋根の上は高所であり落下などの危険を伴いますし、無防備に屋根に乗ることで屋根を破損することもあります。
屋根の不具合を感じた時、ご自身で屋根に上り応急処置をされることは出来るだけお控えください。
プロの屋根やさんにお任せくださいね。

雨漏りはこの棟瓦から生じているようでした。

工事を始めるまでは、しっかりと応急処置のために『雨養生』をさせて頂きます。
当店では『雨養生』にも力を入れています。

雨漏りが生じているということは、少なからず雨水が屋根内部に入り込んでいるということです。
補修が完了する前に雨が降ってしまうとどんどん雨水が侵入し、被害が拡大することになるからです。

雨漏り箇所である崩れた棟瓦をビニールシートで覆い、飛ばないように重しで押さえます。
ビニールシートの周囲は養生テープで固定しておきます。
これで、本工事まで雨漏りを防ぐことが出来ます。

『雨養生』で雨漏りが止まり、お客様は大変安心されていました。

２階の外壁

よく見ると、２階の外塀の一部が膨れているのがわかります。
こちらの外壁は、モルタル壁でした。
モルタル壁とはセメントと砂と水を混ぜ合わせた素材で形成された外壁で以前は戸建て住宅の外壁としてよく採用されていました。
継ぎ目がなく補修しやすい事や温かみがあるデザインになるというメリットがあります。
最近では、ひびが入りやすい事や職人の手作業になるため工期が長く費用も高くなるので、外壁に仕上げ材を貼る『サイディング』が主流になっています。

外壁の膨らみの原因は、外壁内部に水が侵入した後、蒸発する時に内部で膨らみを生じさせることです。
クラックや経年劣化によって雨水が外壁の内部に入り込むことで起こります。
雨水が外壁内部に侵入していることから、外壁下地も傷んでいる可能性があります。

無料点検の結果をご報告、工事についてご要望を伺いました

無料点検の結果を写真をお見せしながらお客様にご説明させていただきました。

お客様のご要望をお聞きしながら、工事についてご提案していきます。
・崩れた棟瓦の積み直し
・変色した銅板の葺き替え
・膨らみのある外壁の補修
・割れた瓦の交換

後日、御見積書をご提示したところ、工事を依頼して頂きました。

次回のブログでは、工事の様子をご紹介いたします。