2026.05.23
奈良県生駒郡安堵町にお住まいの皆様、街のやさん奈屋根良店の従業員です。今回は安堵町にある築25年、2階建てのスレート屋根のお宅へ現地調査に伺いました。「天井に小さなシミを見つけた」というご相談をいただいたのですが、実はこのお電話が、大切なお家を守るための非常に重要な一歩となります…

御所市にお住まいのお客様より、「自宅の塀の瓦が一部落ちてしまい、見栄えが悪くて困っている」とのご相談をいただきました。
現地に伺うと、伝統的な意匠が凝らされた素晴らしい塀でしたが、一部の瓦が割れて落下し、全体的に少し緩みが生じている状態でした。お客様からは「生活に直結する雨漏りの心配はない場所なので、できるだけ費用を掛けずに、見た目をきれいに元通りにしたい」というご要望をいただきました。そこで今回は、全体の葺き替えではなく、費用を抑えた「部分補修」での工事をご提案いたしました。





今回補修を行うのは、日本の伝統的な建築美を感じさせる非常に立派な塀です。
この塀には「目板瓦(めいたがわら)」という特殊な瓦が使用され、さらに頭頂部の「棟(むね)」と呼ばれる部分には、「松皮熨斗瓦(まつかわのしがわら)」という、松の樹皮のような美しい凹凸模様を持つ飾り瓦が積まれていました。
しかし、経年劣化により一部の熨斗瓦が落下して欠損しており、全体的に瓦の固定が緩んでしまっている箇所が見受けられました。このまま放置すると、ドミノ倒しのように次々と瓦が崩れてしまう危険性がある状態です。
ここで、今回修理する「目板瓦(めいたがわら)」について少し平易にご説明します。
一般的な瓦屋根は、瓦と瓦の継ぎ目を隠すように丸い瓦を被せることが多いのですが、目板瓦は平らな瓦の継ぎ目に、細長い板状の瓦(目板)を被せていく伝統的な工法です。
この目板瓦は最近の建築ではあまり使用されなくなっているため、現在では同じ大きさや形状のものを手に入れるのが非常に難しくなっています。さらに、目板の形状には「丸桟(まるさん:丸みを帯びたもの)」や「角桟(かくさん:四角いもの)」などの種類があり、既存の塀にぴったり合うものがあるか、事前の慎重な確認が不可欠となります。今回は創業51年の屋根工事店ですので、瓦のことならお手の物。当店のネットワークを駆使し、形状が適合する瓦をご用意いたしました。

本来、目板瓦を新しく交換する際は、その上にある棟瓦をすべて一度崩してから、下から順番に並べ替えていくのが正規の「雨仕舞(あまじまい:雨水が浸入しないようにする仕組み)」の手順です。
しかし、今回は住居の屋根とは異なり、内部への雨漏りを極端に心配する必要がない塀の工事です。お客様の「なるべく費用を掛けたくない」というご要望にお応えするため、今回は棟をすべて壊すことはせず、一部の土を慎重に撤去して、新しい目板瓦を隙間へ滑り込ませるようにして部分交換を行いました。これにより、工期も費用も大幅に圧縮することが可能になります。
塀の瓦が欠損したり破損したりしても、住居の屋根とは違って「すぐに生活に支障が出るわけではないから」と、つい後回しにしてしまいがちです。
しかし、崩れた部分をそのままにしておくと、家の顔である外観の美観を大きく損なうだけでなく、隙間から雨水や風が入り込んで内部の土台をじわじわと腐食させてしまいます。傷みが周囲の健全な瓦にまで広がってしまうと、最終的には塀全体を解体して作り直さなければならなくなり、工事範囲も費用も何倍にも膨れ上がってしまいます。
「少し瓦が浮いている気がする」「1枚だけ割れている」といった段階で早めに修理を行うことこそが、結果として一番費用を安く抑える秘訣です。
街の屋根やさん奈良店では、お客様のご予算やご要望に寄り添い、最適な部分補修のご提案をいたします。大切な大切なお住まいの美観と安全を守るため、気になる点があればぜひお気軽にご相談ください。
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