2026.04.04
太陽光パネルの隙間から雨樋まで!鳥の巣が運んだ土砂で「空中庭園」化した屋根のリスク 斑鳩町にある2階建てハイツのオーナー様より、「雨樋から草が生えている」という深刻なご相談をいただき、すぐに現地調査へ向かいました。到着して屋根を見上げると、陶器瓦の上に設置された太陽光パネルの隙間…
私たちは奈良県内を中心に、屋根の点検から修理、リフォームまで幅広く手掛けている屋根の専門店です。大切なお住まいを雨風から守る「屋根」ですが、普段なかなか自分たちの目で見る機会が少ない場所でもあります。
今回は、香芝市にお住まいのお客様より「築20年になる平屋の屋根が心配なので見てほしい」とのご依頼をいただき、現地調査に伺いました。その点検の様子を詳しくレポートいたします。
今回点検させていただいたのは、落ち着いた佇まいの平屋建て住宅です。 屋根材には「カラーベスト(コロニアル)」が使用されていました。カラーベストとは、セメントを薄い板状に加工した屋根材で、軽くて耐震性に優れているため、日本の住宅で非常によく使われているポピュラーな素材です。
屋根の上にはおしゃれな**「飾りドーマ」が2箇所設置されていました。
※ドーマとは:屋根から突き出した小さな小屋のような窓(または装飾)のことです。外観にアクセントを加え、洋風な印象を与えてくれます。
一見するときれいに見える屋根ですが、築20年という月日は確実に屋根にサインを残していました。
点検を始めてすぐに、深刻な箇所が見つかりました。 屋根の平らな部分(平部)で、カラーベストが1枚まるごと下にズレてしまっていたのです。
なぜ、釘で固定されているはずの屋根材が抜けてしまうのでしょうか? 主な原因は「釘の腐食」または「強風による浮き」です。 カラーベストを固定している釘が、経年劣化やわずかな隙間からの浸水で錆びて細くなると、保持力がなくなります。そこに台風などの強風が吹き込むと、屋根材が煽られて釘から外れ、自重でスルスルと抜け落ちてしまうのです。
このまま放置すると、抜けた部分から直接雨水が入り込み、下地の野地板を腐らせて大規模な雨漏りにつながる恐れがあります。
また、飾りドーマの横側、「ケラバ」と呼ばれる部分の板金にも錆が発生していました。
※ケラバとは:屋根の端っこの部分(雨樋がついていない側の端)を指します。
板金(鉄板)の錆を放置すると、いずれ穴が空いてしまいます。ドーマ周辺は構造が複雑なため、こうした小さなサビや隙間が雨漏りの原因になりやすい「弱点」とも言える場所なのです。
屋根の斜めの角部分を「隅棟(すみむね)」と呼びます。今回の物件は、ここが「差し棟(さしむね)」という仕様で施工されていました。
※差し棟とは:棟の部分に大きな板金を被せるのではなく、一枚一枚の屋根材に合わせて個別のL字型板金を差し込んで仕上げる工法です。スッキリとした見た目になるのが特徴です。
しかし、この差し棟が重なっている部分のカラーベストにも、無理な負荷がかかったのか「割れ」が生じていました。カラーベストは築20年を過ぎると、素材自体の防水性能が切れ、水分を含んで「反り」や「脆さ」が出てくるため、こうした割れが起きやすくなります。
屋根全体の表面(塗膜)もチェックしましたが、20年の月日によってかなり色褪せており、防水機能が低下していることが分かります。
今回のような状態の場合、メンテナンスの選択肢は大きく2つあります。
屋根塗装(塗り替え) ひび割れを補修し、抜けた瓦を差し替えた上で、表面を再塗装する方法です。コストを抑えられますが、屋根材自体の寿命が近づいている場合は数年後に再度メンテナンスが必要になる可能性があります。
屋根カバー工法 今の屋根の上に、新しい軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を重ねて葺く方法です。廃材が出ず、断熱性や耐久性が一気に向上します。今後長く住み続けるのであれば、最も安心な選択肢です。
屋根の不具合は、目に見える雨漏りが起きてからでは修理費用が跳ね上がってしまいます。今の状態を正しく把握することが、お住まいを長持ちさせる一番の秘訣です。
街の屋根やさん奈良店では、無理な営業は一切いたしません。点検写真をすべてお見せした上で、お客様のライフプランに合わせた最適なプランをご提案いたします。
香芝市の皆様、お電話・メールでのご相談を心よりお待ちしております!
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