2026.04.17
奈良市にて築25年が経過したワンダセラの屋根を徹底点検 こんにちは、街の屋根屋さん奈良店です。私たちは創業から51年、奈良の地で多くの屋根を見守り続けてきた屋根工事のプロフェッショナルです。先日、奈良市にお住まいのお客様より「築20年が経過し、屋根の汚れや傷みが気になってきた」と…
こんにちは。街の屋根屋さん奈良店です。今回は奈良県宇陀市にお住まいのお客様より、屋根の点検のご依頼をいただきました。
お住まいの屋根材はカラーベストです。カラーベストとは、セメントと繊維を混ぜて薄い板状に加工した屋根材のことで、スレートやコロニアルとも呼ばれます。非常に普及している屋根材ですが、表面の塗装によって防水性能を保っているため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
今回のお宅は、新築で建てられてから約20年が経過しているとのことでした。20年という月日は、屋根にとっても大きな節目となります。さっそく、屋根の状態を詳しく見ていきましょう。
屋根の点検において、私たちがまず大切にしているのが、屋根に上がるための道具です。
一般的なホームセンターで販売されている梯子ではなく、私たちはプロ仕様の頑丈な収納式3段梯子を使用します。この梯子は最大で9メートルまで伸びるもので、非常に高価ですが、その分安定感が抜群です。
2階建ての住宅でも、この梯子があれば安全かつ迅速に屋根の上まで到達し、細部までしっかりと確認することができます。お客様の大切なお住まいを点検する以上、道具一つにも妥協はいたしません。
屋根に上がって確認すると、カラーベストの表面は経年劣化によって色褪せが進んでいました。
幸いなことに、完全に塗装が剥げ落ちて基材(セメントの地肌)がむき出しになっているわけではありませんでしたが、これまでに一度も再塗装をされていないということで、表面の防水機能は低下している状態です。
また、一部にカラーベストの割れが見られました。よく見ると、その割れはコーキング剤(ゴム状の補修材)で補修されています。これは経年劣化による自然な割れではなく、以前にどなたかが屋根に上がった際に、足の置き場が悪く荷重がかかって割れてしまった、いわゆる踏み割れの可能性が高いと推測されます。
カラーベストは薄い板状のため、築年数が経過して脆くなってくると、歩き方一つで簡単に割れてしまうことがあります。屋根に上がる際は、構造を熟知した専門家が慎重に歩く必要があるのです。
次に、2階の屋根の頂上部分にある棟包板金(むねづつみばんきん)を確認しました。これは屋根のてっぺんを覆っている金属の板のことです。
点検の結果、この板金を固定している釘が数箇所で浮き上がっていました。実はこれ、築10年から15年以上の屋根では非常によく見られる現象です。なぜ釘が自然に抜けてくるのでしょうか。
その理由は、気温の変化による板金の伸縮と、下地にある貫板(ぬきいた)という木材の劣化にあります。日中、太陽の熱で金属の板金が熱せられると膨張し、夜に冷えると収縮します。この動きを繰り返すことで、釘が少しずつ外側に押し出されてしまうのです。
さらに、雨水がわずかに浸入して中の木材が乾燥と湿潤を繰り返すと、釘を保持する力が弱まり、さらに抜けやすくなります。これを放置すると、強風で板金が飛ばされてしまう危険があるため、注意が必要です。
階の屋根(下屋根)を点検していると、少し珍しい仕上げを見つけました。通称「イカ頭」と呼ばれる棟板金です。
通常の棟板金は、中に木の下地を入れてその上から板金を被せますが、このイカ頭は下地木を必要としないタイプです。見た目が非常にスッキリと仕上がるのが特徴で、大手ハウスメーカーの住宅などではたまに見かけますが、一般の戸建て住宅ではなかなか珍しい仕様です。
このイカ頭は、見た目は美しいのですが、施工には非常に高い技術が求められます。屋根材であるカラーベストを非常にシビアな寸法でカットしなければならず、手間と時間がかかる仕事です。当時の職人さんが丁寧に作業された跡が伺えますね。
屋根の上には多くの場合、テレビアンテナが設置されています。最近では、地上デジタル放送とBS、CS放送が一体になったパラボラアンテナも見かけます。
ここで注意しなければならないのが、屋根工事の際のアンテナの扱いです。特にパラボラアンテナは、角度が数ミリずれただけでも放送が映らなくなってしまうほど精密です。
屋根の塗装や拭き替え工事を行う際、どうしてもアンテナを一時的に動かしたり、取り外したりする必要が出てきます。その際、安易に動かしてしまうと、工事が終わった日の晩にテレビが映らず、楽しみにしていたドラマが見られないといったトラブルが起こりかねません。
実際、そのようなお困りごとの相談は非常に多いのです。そのため、私どもでは屋根工事を行う際、アンテナの移動や再設置については必ず専門の技術者に依頼し、お客様にご不便をおかけしないよう徹底して説明と配慮を行っております。
今回の点検の結果、今すぐに雨漏りが発生して大変なことになるという緊急性はありませんでした。しかし、築20年という月日を考えると、そろそろ本格的なメンテナンスを検討すべき時期に来ているのは間違いありません。
今後の選択肢としては、以下の2つの方法が考えられます。
1つ目は再塗装です。表面を塗り替えることで防水性能を復活させ、屋根材の寿命を延ばす方法です。コストを抑えたい場合に適しています。
2つ目はカバー工法です。現在のカラーベストの上に、新しく軽量な金属屋根などを重ねて葺く方法です。屋根が二重になるため断熱性や遮音性が向上し、今後のメンテナンス費用も大幅に抑えることができます。
どちらの方法がお客様のライフプランに合っているか、私どもと一緒にじっくりと考えてみませんか。
街の屋根屋さん奈良店では、無理な営業は一切いたしません。現状を正しくお伝えし、最適なアドバイスをさせていただきます。宇陀市で屋根のことが気になっている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが誠心誠意、対応させていただきます。
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