生駒市で築30年の和瓦屋根で玄関付近の軒破風の板金巻き工事
2020.01.09
生駒市で築30年の和瓦屋根のお客様より、お問い合わせをいただきました。玄関付近の軒先部分が傷んでいるので、何とかならないものかというご相談でした。百聞は一見に如かずです。まずは現場の状態を見させていただきたいと思います。 工事を始める前の様子です こちらがお客様のおっしゃる部分で…
奈良市の大屋根の棟部に雨水の侵入を防ぐ棟瓦設置で葺き替え工事完成
このように、施工中の屋根には屋根内部への雨水の侵入を防止するために、こまめにブルーシートを被せるようにしています。
今日の作業は、ブルーシートを撤去するところから始めます。
このまま放っておくと、隙間の空いた棟部から雨水が屋根材の下に侵入し放題になってしまいます。
そこで、棟部には棟瓦を設置して棟部の隙間を塞ぎ、雨水の侵入を防ぐ作業をしていきます。
のし瓦の上に土を盛り、その上に更にのし瓦を固定する作業を繰り返して、のし瓦を積み上げていきます。
のし瓦は、棟に降った雨水を屋根面に流すために積まれているのですが、昔はのし瓦がたくさん積まれていると家が立派に見えるという見栄の部分も多くあったようです。
ただ、のし瓦をあまり高く積んでいると、地震の際に崩れやすくなるということで、最近ではわざわざ低く積み直す方もいらっしゃいます。
よく見ると、漆喰の中から銅線が出ているのが見えますね。
冠瓦を設置したら、この銅線を使って固定するんですよ。
見てわかるように、のし瓦には一枚の瓦の真ん中に切り込みがあり、半分に割って使用します。
ちなみに、空手の瓦割に使用される瓦はのし瓦です。
桟瓦とのし瓦の間の隙間には漆喰を詰め、雨水の侵入を防いでいます。
漆喰は外壁にも使用される石灰を主成分とした建築材料ですが、新しくなったいぶし瓦と真っ白い漆喰のコントラストがとても綺麗ですね。
今は色んな屋根材があって、それぞれにメリットも多いですが、個人的には和風で趣のある瓦屋根がとても好きです。
いぶし瓦の耐用年数は30年～50年なので、葺き替え工事のタイミングとしてはいい時期だったと言えるでしょう。
いぶし銀なんて言葉もあるように、新しいいぶし瓦は太陽の光に輝いてとても綺麗です。
土葺き工法から乾式工法へ施工方法を変更したことで、同じ瓦屋根でも屋根の重量がかなり軽減出来ました。
これで屋根面からの雨水と横からの雨水の侵入を防ぐことが出来ます。
以上で大屋根の葺き替え工事が完成です。
次回のブログからは、下屋根の葺き替え工事の様子をご紹介していきます。
この工事と同じ工事を行った施工事例
同じ地域の施工事例
この工事と同じ工事を行った現場ブログ
9時～18時まで受付中!
03-3779-1505
