野地板の増し張りと軒先へ水切り板金設置

前回は野地板の増し張りでバラ板のメンテナンスです。

屋根の強度が上がり重さに勝るためメンテナンスでは増し張りを行いました。

軒先から野地板を屋根面に敷き詰めて固定していき、設置後は軒先に水切り板金を固定しました。

雨水の排水に欠かせない水切り板金は野地板と防水紙の間に設置します。

TAJIMA社の改質アスファルトルーフィングを使用

防止紙に使用したのはTAJIMA社のP -EX不織布性の改質アスファルトルーフィングです。

タッカー留め専用の防水紙ですが、伸縮性に富みタッカーに密着するため粘着性の防水紙に劣りません。

軒先より上下左右に重ね合わせて設置することで、雨水の侵入経路を無くし防水機能を向上させます。

折り曲げることができるので左右の棟を覆うように設置し隙間を防ぎます。

入隅の窪みにも密着させ覆いながら設置

防水紙は野地板や屋根材のように変形できない資材ではなく、唯一曲げ伸ばしが可能な屋根の資材なので先ほどお伝えした棟や写真のような、入隅などの境目部分を覆い野地板の隙間を塞いでいきます。

改質アスファルトルーフィングは耐久性が高く温度変化に強い高品質な防水紙です。

改質アスファルトルーフィングにはたくさんの種類がある上、粘着式やタッカー留めなど固定方法も2種類あります。

防水紙は必ず高品質なものを選んでいただき雨漏りしない屋根作りをします。