奈良市で新築緩勾配の片流れ屋根に立平工法でガルバリウムを設置します。

前回は、屋根の土台の野地板や防水性を担う防水紙を設置しました。

今回は、緩勾配で片流れ屋根に立平工法でガルバリウムを設置していきます。

緩勾配である片流れ屋根はメンテナンスを怠ると雨漏りしやすい屋根であるということで、縦ラインはつなぎ目がない立平で雨漏りリスク回避を図ります。

では工事の様子をご覧下さい！！

立平工法で使用するガルバリウム鋼板の特徴

立平工法で使用するガルバリウム鋼板の特徴は、「錆びにくく、軽量」ということです。

築20年ほどで塗装メンテナンスを行うと耐用年数は30年から40年となります。

鉄板を中心に亜鉛やアルミニウム、シリコンで塗装することで錆びにくくなります。

また軽量なため、地震などの揺れに強く倒壊を防ぐことができます。

近年増えている地震の対策にもなります。

ガルバリウム鋼板の縦葺き「立平葺き」

今回は立平葺きでガルバリウム鋼板を設置していきます。

棟から軒まで一枚の鋼板で施工していくので、繋ぎ目がない分雨漏りのリスクが軽減します。

また立平は横の繋ぎ目に心木という木を使わず、金属を折り曲げて締結していく「嵌合式」という方法をとるので腐食の心配がありません。

屋根材に沿って雨水がスムーズに流れるので緩勾配の屋根にも使えるのです。

屋根の形状により使用できないこともあります。

緩勾配な屋根に立平が適している理由

緩勾配な屋根は傾きを表す指標で、3寸以下の屋根のことをいいます。

傾きが緩いということは雨水が停滞する時間が長く、水はけが悪いと言えます。

屋根の大敵である雨漏りの原因にもなり兼ねません。

そこで緩勾配の屋根には水はけの良い屋根材を選ぶことが必須をなります。

立平葺きは縦に繋ぎ目がないので雨水の侵入の懸念がありませんし、一枚板なので雨が流れやすくなっています。


さて次回は最終工程で板金を設置していきます。
次回もお楽しみに！！！