2026.04.01
門屋の歪みや瓦のズレを見逃さない!平群町で行った風格ある和瓦屋根の現地調査報告 「街の屋根やさん奈良店」です。大切なお住まいを守るため、日々屋根の健康診断に走り回っています。今回は、平群町にある立派な和瓦屋根の2階建て住宅にお伺いしました。お家の顔ともいえる立派な門屋や、敷地を囲…
奈良県生駒市の皆さま、こんにちは!街の屋根やさん奈良店です。
大切なお住まいを守る要である「屋根」。普段なかなか目にすることがない場所だからこそ、気づかないうちに傷みが進んでいることも少なくありません。先日、生駒市にお住まいのお客様より「築30年ほど経つので一度しっかり見てほしい」とのご依頼をいただき、屋根点検に伺いました。
今回は、その点検の様子を詳しくレポートいたします。同じようなお悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
今回お邪魔したお宅は、築30年以上が経過した2階建ての住宅です。これまで一度も屋根のメンテナンスをされたことがないとのことでした。
梯子をかけて屋根に登ってみると、そこには歳月の重みを感じさせる光景が広がっていました。
一目見て驚いたのは、瓦の表面の状態です。本来、屋根瓦には雨や日光から守るための「塗膜(とまく=塗装の膜)」がありますが、それが完全に剥げ落ちていました。
セメントの基材(中身の素材)が剥き出しになっており、元の色が何色だったのか判別がつかないほどに風化が進んでいます。
この瓦の正体は、「モニエル瓦」の「センチュリオン」という種類です。 かつて一世を風靡したセメント瓦の一種ですが、現在は製造元である会社も解散しており、完全に「廃盤(はいばん=もう作られていないこと)」となっています。
「色が剥げているなら、すぐ雨漏りするのでは?」と心配される方も多いですが、実はこのモニエル瓦には特殊な性質があります。
通常、薄いスレート屋根などは塗装が切れると水を含んで割れやすくなりますが、モニエル瓦のような厚型セメント瓦は、瓦の厚み(基材そのもの)で防水する設計になっています。そのため、見た目が白っぽくなっても、すぐに家の中に水が漏れてくるわけではありません。
しかし、問題はその先です。瓦自体は丈夫でも、瓦と瓦の隙間や、屋根の重要な接合部には別のトラブルが潜んでいました。
点検を進める中で最も懸念されたのが、「補修が極めて困難」という点です。 先ほどお伝えした通り、この瓦はすでに生産が終了しています。もし台風などで数枚だけ瓦が割れてしまった場合、同じ形の瓦を手に入れることが非常に難しいのです。
無理に違う瓦を差し込むと隙間ができ、そこから雨漏りの原因になることもあります。「直したくても、材料がない」というのは、廃盤瓦ならではの切実な問題です。
瓦も外して、下葺材の状態も確認します。
「それなら、今のうちに塗り替えればいいのでは?」という選択肢もありますが、私たちは安易に塗装をお勧めしませんでした。
モニエル瓦の再塗装には、非常に手間のかかる下地処理と、特殊で高価な塗料が必要です。それだけ高い費用をかけて綺麗に塗り直しても、耐用年数は10年程度。10年経てば、また同じように高いお金を払って塗り替える必要が出てきます。
30年頑張ってくれた屋根に対して、これから何度も高いメンテナンス費用をかけ続けるのは、お客様の将来的な負担が大きすぎると判断しました。
お客様のご要望は「なるべくこれからのメンテナンスを楽にしたい(メンテナンスフリーがいい)」ということでした。
そこで私たちは、以下の工事内容をご提案しました。
・屋根葺き替え工事(2山系陶器平板瓦) 現在のモニエル瓦に形状が近く、建物の雰囲気を壊さないデザインの「陶器瓦」への交換です。陶器瓦は、お茶碗と同じように高温で焼き上げられているため、塗装の必要が一切ありません。30年、40年と色あせず、耐久性も抜群です。
・雨樋の全交換工事 詰まって機能していなかった樋を新調し、雨水の排出ルートを正常に戻します。
「うちの屋根も、もう30年経つけど大丈夫かな?」 「他社で塗装を勧められたけど、本当にそれが一番いい方法なの?」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。 私たちは無理な営業は一切いたしません。現状を正しくお伝えし、お客様のライフプランに合わせた「最適解」をプロの目線でアドバイスさせていただきます。
今回の生駒市のお客様も、「現状がよくわかったし、将来のことを考えたら今しっかり直すのが一番納得できる」と安心していただけました。
屋根の健康診断は無料です。あなたの大切なマイホーム、まずは「現状を知る」ことから始めてみませんか?
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