2026.06.25
「築30年近くになり、屋根の汚れや傷みが目立ってきたので、一度専門家に見てもらいたい」とのご相談をいただき、奈良県宇陀市にお住まいのお客様の元へ屋根の点検にお伺いしました。長年風雨からお住まいを守ってくれた屋根ですが、地上から見上げても瓦の表面が白っぽく褪せている様子がうかがえま…

奈良県王寺町にお住まいのお客様から、「天井にシミができてきた」「雨の日にポタポタと音がする」とご相談をいただきました。築年数の経った和形瓦屋根からの雨漏りが心配とのことで、さっそく現地調査にお伺いしました。和形瓦とは、波のようにゆるやかなカーブのある日本瓦のことです。長年お住まいを守ってきた屋根ですが、調べてみると下地の傷みが進んでいました。お客様とご相談のうえ、屋根を全面的に新しくする葺き替え工事をおこなうことになりました。





まずは雨漏りの原因をはっきりさせるため、屋根に上がって状態を確認しました。瓦のずれや割れ、瓦の下に敷かれた防水紙(ルーフィングと呼ばれる、雨水の侵入を防ぐシート)の傷み具合などを、一つずつ点検していきます。
調べてみると、瓦そのものよりも、その下にある下地や防水紙のほうが傷んでいることがわかりました。瓦の表面に塗られた釉薬(うわぐすり。ガラスのような膜で瓦を守る塗装)は比較的しっかりしていましたが、下地の劣化が雨漏りの大きな原因になっていたのです。
下地が整ったら、新しい屋根材「リッジウェイ」を施工します。リッジウェイは、金属の板の表面を自然の石の粒で覆った屋根材です。
いちばんの特長は、その軽さです。瓦に比べてとても軽いため、屋根が軽くなることで建物にかかる負担が減り、地震のときにも有利になります。表面の石粒は色あせしにくく、雨が当たる音もやわらげてくれます。一枚ずつていねいに葺き上げていくと、屋根の表情がぐっと新しくなりました。
最後におこなうのが「棟仕舞い(むねじまい)」です。棟とは、屋根のいちばん高いところにある、両側の屋根面が合わさる部分のこと。ここは雨水が集まりやすく、雨漏りが起きやすい場所でもあります。
専用の部材を使って棟をしっかりと覆い、雨水が入り込まないように仕上げました。これで屋根全体の施工が完了です。重たい瓦屋根から軽い金属屋根へと生まれ変わり、雨漏りの心配もなくなりました。
今回は奈良県王寺町で、和形瓦屋根の雨漏り調査から葺き替え工事までの流れをご紹介しました。雨漏りは放っておくと、屋根の下地だけでなく、お家の柱や天井にまで傷みが広がってしまいます。
「天井にシミがある」「雨の日に音がする」など気になる症状があれば、早めの点検が安心につながります。屋根のことでお困りの際は、街の屋根やさん奈良店までお気軽にご相談ください。
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