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現場ブログ
奈良市の屋根修繕、カラーベストといぶし瓦を部分的に補修しました

奈良市内にお住いのお客様から、天井に雨染みが出来ているのを見つけて不安になったので点検してほしいとご連絡を頂きました。

雨染みが生じているということは、少なからず屋根内部に雨水が浸水しているということを意味するので、早急に対処が必要です。

すぐにお客様とスケジュール調整をして、無料点検にお伺いしました。

無料点検の詳細はコチラ　➡　街の屋根やさんの無料点検でお住い全体の不安も解消！

無料点検を始めます

お客様のお宅に到着しました。
御挨拶をさせて頂き、早速、無料点検のために屋根に上りました。

屋根材はカラーベストで、一見して劣化がわかるほどに屋根が変色していました。

カラーベストとは、スレートと呼ばれる屋根材の商品名です。
スレートは主成分であるセメントに繊維素材を混合して薄い板状に加工された建材で、現在、日本の住宅の約80％にこの屋根材が使用されています。

スレートの特徴について、少し説明させていただきます。

メリットとしては・・・
・軽くて地震に強い（和瓦の約1/2の重量）
・カラーバリエーションやデザインが豊富（どんな家にもマッチしやすい）
・施工方法や形状がとてもシンプルで色んな形状の屋根に使用可能
・施工できる業者が多く、依頼しやすい
・価格が安い

デメリットとしては・・・
・衝撃に弱く、ひび割れしやすい
・カラーベスト自体には防水性がなく、定期的に塗装などのメンテナンスが必要

屋根材のカラーベストを細かく点検していきます。

よく見ると、ひび割れているカラーベストが数枚見つかりました。

カラーベストの耐用年数20年～30年と言われています。
しかし、飛来物や屋根材が吸水と乾燥を繰り返すことで簡単にひび割れて、割れたところから雨水が侵入しまいます。

また、先ほども述べたように、カラーベスト自体には防水性が無いため、表面の塗装が剥がれてしまうとたちまち屋根材に雨水が浸透してしまいます。

こうして、雨漏りが生じてしまうのです。

こちらの屋根では、カラーベスト屋根にいぶし瓦屋根が隣接していました。
よく見ると、カラーベストに接している部分の瓦が２枚ひび割れています。

和瓦は、屋根材の中で最も長寿命であり、いぶし瓦では耐用年数は30年～50年以上です。
和瓦に雨水が浸透することはほとんどありませんが、カラーベストと同じく、ひび割れてしまうことがあるため、ひび割れた部分からの浸水の可能性はあります。

瓦は寿命が長く、メンテナンス不要と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり、どんな屋根でもメンテナンスは必要とご理解頂きたいです。

点検の結果、カラーベストについては劣化具合が進行しているため、葺き替え工事かカバー工法をご提案させていただいたのですが、今回は一旦、割れている部分のみの差し替えを希望されました。
お客様の要望に沿って、カラーベストと瓦の部分補修を行うことになりました。

屋根修繕工事

ひび割れているカラーベストを確認します。

カラーベストは、写真のような道具を使用して剥がします。
この道具は『スレーターズ　リッパー』と言います。
先端の引っ掛け部分で破損した屋根材の釘を引き抜き、屋根材の交換を簡単に行える優れものです。
破損したカラーベストの上下左右に差し入れて、固定されている釘を切り離して引き抜きます。

ただし、カラーベストはとても薄い屋根材ですので、割らないように注意が必要です。

破損したカラーベストを引き抜いたら、周りを綺麗に掃除しておきます。

上下左右のカラーベストを持ち上げて隙間を作り、そこへ新しいカラーベストを差し入れて固定します。

屋根材の部分修繕が完了しました

カラーベストの差し替えが完了しました。

新しいカラーベストは、しっかりと防水塗装されているので、どこを差し替えたのか一見してわかりますね。

ひび割れていたいぶし瓦も、カラーベストと同じように新しい瓦に交換しました。
　　
破損していた箇所は全て交換して、様子を見ることになりました。

街の屋根やさん奈良店では、瓦１枚の交換でもしっかりと施工させていただきます。
　➡　ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください

『これくらいのことで業者を呼ぶのも・・・』と躊躇されるくらい些細な破損でも、放っておくとどんどん進行して、大きな工事が必要になる場合もあります。
屋根の不具合に気付いたら、遠慮なくご相談くださいね。

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