2026.07.22
いつも「街の屋根やさん奈良店」のブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、生駒市にある歴史あるお寺の和尚様より「建物の中で雨漏りが発生しているようなので、一度屋根の状態を詳しく見てほしい」というご相談をいただきました。お寺の建物は地域の方々や檀家様にとって大切な場所です。…
道路側から建物全体を確認すると、外壁や周囲は整っているのに対して、屋根面だけがくすんで見え、屋根の表面が本来の色を失っている状態が遠目にも分かりました。
こうした見え方は、モニエル瓦ホームステッドの表層が傷み、防水性や美観が低下しているときによく見られます。
屋根材自体が古くなると、見た目だけでなく表面に水分を含みやすくなり、苔や汚れの付着を招きやすくなります。
放置すると、劣化が屋根全体に広がり、部分的な補修だけでは追いつかなくなる可能性があります。
【モニエル瓦ホームステッド】
モニエル瓦「ホームステッド」は、1980〜90年代に人気を集めたコンクリート製の洋風瓦です。杉材を思わせる立体的な質感と意匠性の高さが特徴で、瓦を半割りずつずらして並べる「千鳥葺き」などの施工が用いられました。
現在は生産が終了しており、破損時の交換用瓦の入手が非常に難しい点が最大の注意点です。セメント系素材のため、防水性を保つには定期的な塗装が必要ですが、割れが酷い場合や将来的な維持を考慮し、屋根葺き替えを検討するケースも増えています。
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