2026.06.06
奈良県川合町にお住まいの皆様、ご自宅の屋根のメンテナンスはお済みでしょうか。今回は川合町にある築25年が経過した2階建てのスレート屋根の現地調査と、それに基づいた最適なリフォームのご提案についてご紹介いたします。築25年という歳月は、一見すると大きな問題がなさそうに見える屋根であ…
街の屋根やさん奈良店です。今回は、御所市にある平屋建ての借家を所有されているオーナー様より、大変重要なお問い合わせをいただきました。
「貸し出している物件の庇部分に使われている波型鋼板が、錆びてボロボロになっているので一度見てほしい。やり替えにかかる費用の見積もりをお願いしたい」とのことでした。
庇はお住まいの窓や出入口の上に取り付けられている小さな屋根のことで、雨や直射日光を防ぐ重要な役割を持っています。ここが傷んでしまうと、建物内部への雨漏りや外壁の劣化に直結するため、放置すると非常に危険な場所でもあります。お預かりしている大切な資産を守るため、さっそく現地へ向かい、詳しい状態を隅々まで確認させていただきました。
現地に到着し、まずは建物全体の状況を把握するために大屋根から拝見しました。
こちらの平屋建ての住宅は、もともとは和瓦(日本瓦)が葺かれていた形跡がありましたが、過去のリフォームによって「クボタのパラマウント」というセメント瓦に葺き替えられていました。パラマウントは昭和の終わりから平成にかけて広く流通していた洋風のセメント瓦ですが、現在では製造が終了している珍しい瓦です。
この葺き替え工事が行われたのもかなり前のこととお見受けしましたが、今回の主役である庇の波型鋼板は、その大屋根のすぐ下から突き出るように設置されていました。
問題の庇を近くで確認すると、波型鋼板(波型の金属製の板)は全体に激しい錆びが広がっており、茶色く変色していました。
特に雨水が集中する「軒先」と呼ばれる屋根の先端部分は、完全に腐食して朽ちており、ボロボロと崩れ落ちてしまうほど重症な状態です。
さらに深刻だったのは、波型鋼板のすぐ下に隠れている「野地板(のじいた)」と呼ばれる木製の下地材です。表面の金属が破れてしまったことで、雨水が完全に内部へと侵入して(水が回って)おり、軒先部分の木材が水分を吸ってかなり傷んでいました。このままでは庇全体の強度が落ち、台風などの強風で吹き飛んでしまう恐れもあります。
今回の調査では、雨水の侵入経路や構造的な弱点もいくつか見つかりました。
まず、大屋根の瓦部分と庇の波型鋼板の境目には少ししか段差がありません。この段差部分は「水切板金(みずきりばんきん)」という、雨水が隙間に入り込まないようにガードする金属板で処理(仕舞)されていました。そのため、庇の波型鋼板を新しく張り替える際には、この水切板金も一緒に新品へと交換しなければ、隙間から雨が漏れてしまいます。
もう一つの弱点は「ケラバ」と呼ばれる、屋根の端っこの斜めになっている部分です。ここの処理を確認すると、波型鋼板をただ巻きつけただけの簡易な仕上げになっていました。これは「雨仕舞(あまじまい)」、つまり雨水をスムーズに受け流して建物内に入れないための工夫という観点から見ると、決して良い状態とは言えません。長年の間にここから雨水がじわじわと染み込んで、下地を傷める原因になっていたと考えられます。
現地調査の結果を踏まえ、オーナー様にはただ表面を新しくするだけでなく、建物の寿命を延ばすための確実な工事プランをご提案させていただきました。
具体的な工事の流れは以下の通りです。
1.現在の錆びてボロボロになった古い波型鋼板をすべて綺麗に撤去します。
2.雨水で傷んでしまった既存の野地板の上から、新しく丈夫な「野地合板(構造用合板)」を上張りしてしっかりと補強します(増し打ち)。
3.新しくなった強固な下地の上に、最新の耐久性の高い波型鋼板をきれいに張り替えます。
もちろん、雨漏りの原因になりやすい大屋根との境目の水切板金も新調し、ケラバ部分の雨仕舞も雨が入り込まないように確実な施工を行います。下地から綺麗に直すことで、これから先も長く安心して店借人様に住んでいただけるお住まいに生まれ変わります。
借家や賃貸物件のメンテナンスは、コストを抑えつつも入居者様に迷惑をかけない確実な施工が求められます。同じような屋根や庇の劣化でお悩みのオーナー様、まずは現在の状態を知ることから始めてみませんか。街の屋根やさん奈良店では、点検からお見積もりまで丁寧に対応いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん奈良店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.