2026.09.12
奈良県斑鳩町にお住まいのお客様より「室内の天井付近から水が染み出してきている」とお困りのご相談をいただきました。お住まいの屋根は、一般的な住宅では珍しい金属製の折板(せっぱん)屋根です。普段からしっかりとお手入れを気にされていたお客様でしたが、突然の雨漏りに大変驚かれたご様子でし…
今回ご相談いただいたのは、和型いぶし瓦の下屋根に取り付けられた天窓です。設置場所はすぐ近くに外壁が迫っており、施工の寸法合わせ(割り付け)が非常に難しい環境でした。
また、以前の施工では天窓の前部分が平らな板金で納められていましたが、波形状のある和瓦に対して平らな板金を使うと、隙間から雨水が侵入しやすくなり、雨仕舞(あまじまい:雨水を敷地や屋根の外へ適切に流す仕組みのこと)としては決して良い状態とは言えませんでした。
今回は、これらの課題を一つひとつクリアしながら、最新のベルックス製天窓への交換作業を進めていきます。
まずは工事の準備として、天窓の周りにある和瓦を一度丁寧に撤去していきます。瓦を傷つけないよう慎重に取り外し、作業スペースを確保します。
瓦の撤去が終わったら、古い天窓本体も綺麗に取り外していきます。長年お住まいを守ってきた天窓に感謝しつつ、新しい天窓を迎えるための下地を整えていきます。
新しい天窓を取り付けるにあたり、今回は既存の開口穴よりもひとまわり大きな天窓を取り付ける「オーバーサイズ工法」を採用しました。
開口穴と新しい天窓の間に生じる余分な隙間や穴以外の部分には、特注の化粧板金を綺麗に貼り合わせて保護します。これにより、雨水の侵入を防ぐ強固な防水性と、室内側からの美しい見栄えを両立させることができます。
今回新しく採用したのは、1メートル角という大きなサイズのベルックス製天窓です。
この天窓はFIXタイプ(開閉機能がないはめ殺し窓)のため、電動開閉のような電気配線工事が必要ありません。複雑な配線がない分、施工もスムーズに進み、将来的な電気トラブルの心配もありません。
しっかりとした防水処理を施しながら、新しい天窓本体を屋根へ固定していきます。
天窓の設置が完了したら、最初に外した周囲の和瓦を元通りに納めていきます。天窓周辺や壁際という難しい形状に合わせて瓦を一枚ずつ削り、ぴったりと噛み合わせる作業は、まさに瓦職人の腕の見せどころです。
さらに、天窓の先端部分には加工しやすい鉛板(鉛でできた柔らかい金属シート)を使用しました。和瓦独特の波形状に合わせて鉛板をぴったりと密着させて馴染ませることで、隙間を完全に塞ぎ、雨仕舞も良好な状態に仕上がりました。
お部屋いっぱいに広がる明るい光を取り戻して
すべての工事が完了し、新しくきれいなガラス面を通して、今まで以上にお部屋の奥まで明るい自然光が差し込むようになりました。
他社で「交換できない」と断られてしまった天窓であっても、専門的な知識と職人の技術があれば、綺麗かつ安全に交換することが可能です。
天窓のガラス割れや雨漏りでお悩みの方、他社で施工を断られてお困りの方は、ぜひ一度、屋根専門店の街の屋根やさん奈良店までお気軽にご相談ください。お客様のお住まいに最適な施工方法をご提案いたします。
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