2026.06.17
今回は、天理市で店舗を営むお客様より「店内のパラペット付近から雨漏りしている。数年前に屋根を赤く塗り替えたばかりなのに原因がわからず困っている」とのご相談をいただき、現地調査へ伺いました。大切なお店の営業に支障が出る雨漏りは、早急な原因究明と対処が必要です。実は、屋根の表面を塗装…
街の屋根やさん奈良店です。
先日の台風により、王寺町にある歯科医院様より「屋根の一部が壊れてしまったようなので、一度見てもらえないか」とのご連絡をいただきました。お話を伺うと、台風の翌日に屋根を見上げたところ、屋根材の破片が落ちているのに気づかれたとのことでした。建物の屋根にはカラーベスト系の屋根材が使用されており、強風の影響で一部が破損している様子がうかがえました。早速スタッフが現地へ駆けつけ、屋根の状態を詳しく確認させていただきましたので、その様子をご報告いたします。
今回ご相談をいただいたのは、王寺町にある歯科医院様です。屋根にはカラーベスト系の屋根材が使用されていました。カラーベストとは、セメントと繊維素材を主原料とした薄い板状の屋根材で、軽量で扱いやすいことから住宅やビルなど多くの建物で採用されてきました。葺かれてからかなりの年数が経過しているようで、表面の塗膜(屋根材を保護するための塗装の膜)はすでに完全に色褪せてしまい、もともとどのような色だったのか判別できない状態でした。
現地で詳しく確認したところ、南面の軒先部分(屋根の南側、端に近い部分)のカラーベストが強風に煽られて割れてしまい、その破片が樋(雨水を集めて排水するための部材)に引っかかっている状態が見つかりました。今回の台風による強風が直接の原因と考えられ、屋根材が浮き上がるようにめくれて割れてしまったものと推測されます。
南面の軒先以外にも、屋根全体を見渡すと、カラーベストの端部(屋根材のつなぎ目や角の部分)に多数の割れが見られました。一枚一枚は小さな割れでも、雨水が入り込む隙間となり、放置すると下地材の腐食や雨漏りにつながる可能性があります。
今回使用されていたカラーベストは、アスベスト(石綿)の使用が廃止された後に発売された、ノンアスベストタイプの屋根材です。アスベストには素材を強くしなやかにする効果がありましたが、ノンアスベストの屋根材はその効果がないため、年数が経つにつれて素材自体が硬く、もろくなっていく傾向があります。そのため、経年劣化が進んだカラーベストは、強い風が吹かなくても自然に割れてしまったり、今回のように台風などの強風によって割れてしまったりすることが少なくありません。
台風の被害とは関係ありませんが、屋根の確認と合わせて樋の中も確認したところ、苔やゴミなどの堆積物がかなり多く溜まっていました。これだけ詰まってしまうと、雨水がうまく流れず、樋から水が溢れ出してしまう恐れがあります。屋根材の破損だけでなく、樋の清掃も合わせて行う必要がある状態でした。
今回のカラーベストの破損は、台風による強風が原因と考えられます。このようなケースは火災保険の「風災」(台風や暴風による被害を補償する項目)の対象となることが多く、ご加入の火災保険を活用して修理費用をご負担いただける可能性があります。火災保険の申請には、被害状況を写真などで詳しく記録した報告書が必要となりますので、専門業者による現地調査と書類作成のサポートを受けることをおすすめいたします。
街の屋根やさん奈良店では、無料の屋根診断を行っております。台風や強風で屋根に不安を感じられた際は、お気軽にご相談ください。火災保険申請のサポートも合わせて行っておりますので、修理費用についてのご不安もお気軽にお問い合わせください。
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