2026.08.31
大和高田市にお住まいのお客様より、店舗兼住宅で雨漏りが発生しているとのご相談をいただきました。1階が店舗、2階がご自宅という構造の建物で、道路から見える正面部分はパラペット壁と呼ばれる箱型の立ち上がり壁が特徴的な作りとなっています。大雨が降るたびに室内へ水が浸入してくるため、営業…
お住まいを拝見すると、母屋と離れを接続する形で下屋根(一階の屋根のこと)が設けられていました。過去の増築に伴い、屋根に落ちた雨水が中央の一箇所に集まるようなY字型の構造になっており、排水を行なうドレン(排水口)も一箇所しか配置されていませんでした。
雨水を効率よく集めるための形状ですが、豪雨の際には非常に大きな負荷がかかります。集中して流れてくる大量の雨水に対して、出口が一つしかないという設計自体が、水漏れのリスクを抱えた状態でした。
排水口の内部をしっかりと確認したところ、長年の風雨で飛散してきた落ち葉や土砂、ゴミが配管内にぎっしりと溜まっており、水分の通り道を大きく塞いでしまっていました。
これでは、屋根全体から集まってくる雨水の量に対して、排出される水量が追いつきません。逃げ場を失った雨水は、屋根の接合部である谷部(屋根同士が合わさり溝になっている部分)に溜まり、まるでプールのような状態になっていたと考えられます。その結果、溢れ出た水が谷板金(防水のために溝に敷く金属板)を乗り越えてしまい、建物内部へと浸水していました。
本来であれば屋根全体の形状そのものを変更するのが理想ですが、建物の構造上、屋根の形を大きく変えることは困難です。そこで今回は、既存の形を活かしながら雨漏りを防ぐ施工プランをご提案いたしました。
具体的には、劣化している谷板金を新品へ交換して防水性能を高めるとともに、詰まりを起こした排水口周辺の改修を行ないます。これにより、想定外の大雨が降った際にも水がスムーズに流れ、谷部から溢れ出さない環境を整えます。
雨漏りの原因は屋根だけにとどまりませんでした。壁面の点検を行なったところ、焼き板壁の板が破損し、施工手順の不備によって本来は壁の内側に隠れていなければならない増築部分の板金立ち上がり(金属板の折れ曲がった端部)が外に露出していました。
この状態では、立ち上がり部分が雨水を直接受けてしまう形となり、特に風を伴う吹き降りの雨の際には隙間から水が入り込んでしまいます。実際にこの壁際から水が侵入した形跡が確認でき、室内のクロスには水を含んでシワが寄る被害が出ていました。
外壁に使われている焼き板は経年劣化が著しく進んでおり、板同士の間に広い隙間が開いてしまっていました。隙間からは内側の壁土が露出している状態で、いつ崩れてもおかしくない危険なコンディションです。
お住まいの耐久性を守るためにも、現在の焼き板を撤去し、耐久性・防水性に優れたプリント合板などの外壁材へ張り替える工事をお勧めいたしました。壁の内部をしっかり保護することで、横からの雨の侵入を遮断します。
さらに詳細な点検を進めると、壁際にある板金の最上部(天端)に施されているはずのコーキング(防水用の充填材)が施工されていない箇所や、瓦の隙間を埋める面戸漆喰(めんもしっくい)の剥がれなど、広範囲にわたるメンテナンス課題が見つかりました。
屋根の不具合から外壁、大工工事、内装のクロスの補修まで、個別に専門業者を探すのは大変な労力がかかります。街の屋根やさん奈良店には専属の大工をはじめ各分野の専門職人が在籍しておりますので、こうした複雑な複合工事も一括窓口でワンストップ対応が可能です。
お住まいの雨漏りや劣化でお困りの際は、ぜひお気軽に街の屋根やさん奈良店までご相談ください。丁寧な点検と確実な施工で、大切な我が家をしっかりとお守りいたします。
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