2026.04.28
大和高田市にお住まいの皆様、ご自宅の屋根をじっくりと眺めたことはありますか?今回は、鮮やかな青緑色の和瓦が印象的な2階建て住宅にお伺いしました。一見すると風情ある佇まいですが、実は屋根の頂上部分である「棟瓦(むねがわら)」に深刻なトラブルが発生していました。屋根の不具合は、地上か…
今回の現場では、下屋根(一段低くなっている屋根のこと)の壁際に雨染みが広がっていました。詳しく確認すると、原因は軒樋(屋根の端にある横方向の樋)にありました。
このお宅では銅製の軒樋が使われており、妻下(屋根の三角形の端の部分の下)近くに数か所の穴が開けられていました。そこから雨水を流す設計になっていたようですが、肝心の樋の端にある止まり(端を塞ぐ部分)の立ち上がりが低く、さらに小さな穴だけでは大雨の際の排水が追いついていませんでした。
その結果、行き場を失った雨水が樋の中に溜まり、水の重さと圧力で樋が外側に押し開かれてしまい、そこから雨水がドバドバと溢れ出していたのです。
妻下の垂木(屋根板を支えるために斜めに並んでいる木材)を確認すると、かなりはっきりとした雨染みができていました。これは、樋から溢れた雨水がそのまま垂木を伝って、壁の内側へと回り込んでいた動かぬ証拠です。
本来、雨を逃がすべき樋が、逆に雨漏りを引き起こす原因になっていたのです。このような状態を改善するためには、雨水の流れを根本から変える必要があります。
まず最初の対策として、妻下の奥の部分に雨水が絶対に行かないように処置を施します。雨が降った際の跳ね返りも考慮し、耐久性の高い板金(薄い金属の板)を現場に合わせて加工し、特製の「蓋」を作成して取り付けました。
この板金加工は、職人の腕の見せどころです。隙間なくぴったりと覆うことで、今後どのような大雨が降っても、構造体に直接水がかからないようにガードします。
次に行ったのが、雨水の通り道の変更です。これまでは妻下の谷部分まで伸びていた銅の軒樋を、適切な位置でカットしました。これにより、物理的に奥まで雨水が流れ込まないようにします。
カットした断面にはしっかりと止め蓋を取り付け、新たに塩ビ製(プラスチック製)の集水器を設置しました。集水器とは、樋に集まった雨水を一度溜めて、縦方向のパイプに流し込むための箱のようなパーツです。
そこから呼び樋(集水器から縦樋までをつなぐ斜めのパイプ)を通じ、本来の軒樋へとスムーズに水が流れるように配管を整えました。
この工事によって、屋根から集められた雨水は、妻下に流れ込むことなく直接集水器へと回収されるようになりました。排水能力も大幅に向上し、樋が水圧で開いてしまう心配もありません。
原因を特定し、その場所に最適な板金加工と配管の見直しを行うことで、玄関上の雨漏りは完全に止まりました。お客様からも「これで安心して眠れます」とのお言葉をいただき、私たちも一安心です。
街の屋根やさん奈良店では、ただ修理するだけでなく、なぜ雨漏りが起きたのかという原因を追求し、再発しないための最善の策をご提案いたします。少しでも気になるシミや不具合があれば、お気軽にご相談ください。
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