2026.06.26
奈良県北葛城郡河合町にお住まいのお客様より、「屋根の色褪せや汚れが目立ってきたので、一度専門家に見てもらいたい」とのご相談をいただきました。築年数が経過するにつれ、屋根の傷みはご自身では確認しづらく、雨漏りしないか不安に思われる方も多くいらっしゃいます。街の屋根やさん奈良店では、…
カバー工事は、まず屋根を平らな状態にするところから始まります。既存の屋根材の上にそのまま新しい屋根材を載せるため、屋根の頂上や角の出っ張っている部分を取り除く必要があります。
屋根の最上部にある水平な部分を「本棟(ほんむね)」、そこから斜めに下っている部分を「隅棟(すみむね)」と呼びますが、まずはこれらの部分を覆っている金属製のカバーである「棟包板金(むねづつみばんきん)」と、その土台となっている下地木をすべて撤去しました。これにより、屋根全体が平らな面となり、新しい防水シートと屋根材を葺く準備が整います。
屋根の突起物をなくした後は、「下葺材(したぶきざい)」と呼ばれる防水シートを張っていきます。今回使用したのは「ルーフラミネート」という下葺材です。このルーフラミネートは裏面がシール状(粘着層)になっており、古い屋根材にぴったりと密着するため、隙間からの雨水の侵入を強力に防いでくれます。
防水シートを張り終えると、いよいよ新しい屋根材「カレッセS遮熱プラス」本体を下から上へと順番に葺き上げていきます。もともとの屋根に雪止金具がついていましたので、新しい屋根にも落雪を防ぐために、カレッセ専用の雪止金具をしっかりと取り付けていきました。
カレッセの大きな特長の一つが、その独特で美しいデザイン性です。
一般的な金属屋根では、屋根の斜め側の端っこ部分(ケラバと呼びます)の処理には、長い一本の金属板を被せる「通しケラバ」という方法がよく使われます。しかし、カレッセのケラバ板金は通しケラバではなく、一枚一枚取り付けていく丸みを帯びた形状をしています。これにより、和風の瓦屋根の端に使われる「袖瓦(そでがわら)」のような見た目になり、シンプルでありながら他にない高級感のある意匠に仕上がります。
また、今回の屋根は「入母屋(いりもや)」という複雑な形状のため、短い隅棟が存在します。この部分には一般的な金属の棟板金を通すのではなく、オプションの「廻し棟(まわしむね)」という特殊な部材を使用しました。屋根材と同じ素材と形状で棟を覆うことで、棟がポコッと出っ張ることなく、カレッセ本体とフラットでシンプルに馴染むように仕上げています。
さらに、屋根の頂上を覆う棟包板金も、カレッセは他の屋根材とは一線を画しています。一般的な角ばった三角型の板金ではなく、半丸形状の板金棟になっているのです。ケラバ部分と同じく、見た目を瓦の形状に近づけるというこだわりのデザインを踏襲しています。
事前の点検時に懸念されていた、屋上バルコニーと隣接している軒先(屋根の下端)の部分。カバー工事によって屋根の厚みが増すことで、バルコニーの手摺が新しい屋根材に当たってしまうという問題がありました。
この難所については、手摺の一部を丁寧に解体して十分な作業スペースと屋根材が収まる空間を作成することで、無事に美しく仕上げることができました。現場での臨機応変な対応と確かな技術が光るポイントです。
今回は、古いフルベスト20の屋根に「カレッセS遮熱プラス」をカバーする工事をご紹介しました。カバー工法は、廃材を減らし工期と費用を抑えつつ、屋根の耐久性と美観を劇的に向上させることができる優れたリフォーム方法です。
特に今回使用したカレッセは、サビに強いガルバリウム鋼板の耐久性に加え、和の趣を感じさせる唯一無二の美しいデザインを持っています。ご自宅の屋根の色褪せや傷みが気になってきた方、今の建物の雰囲気を活かしつつ丈夫な屋根にリフォームしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
街の屋根やさん奈良店では、お客様のお住まいの状態を無料で丁寧に点検し、最適な施工方法と屋根材をご提案させていただきます。お問い合わせを心よりお待ちしております。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん奈良店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.