2026.08.02
天窓が開かない!お困りごとから始まった点検のご依頼 奈良市五条町にお住まいのお客様より、「自宅のお風呂場にある天窓が開閉しなくなってしまい、換気ができずに困っているので一度点検に来てほしい」というご相談をいただきました。 現地にお伺いすると、こちらのお宅には開放感あふれる素敵な天…
お伺いしてすぐ、まずは室内側の吹き抜け部分から天窓の調査を開始しました。
今回点検する天窓は、横幅が1420ミリ、縦幅が930ミリという非常に存在感のある大きなサイズです。大きな天窓は室内を明るく照らしてくれる魅力がありますが、構造が複雑なため丁寧なメンテナンスが欠かせません。
室内から見上げると、ガラス部分に明確なひび割れが確認できました。さらに、天窓を支える内枠の木部には茶色い雨染みが広がっており、過去に何度も内部へ水分が侵入していた形跡が残っていました。この状態のまま放置すると木部の腐食が進み、最悪の場合は天井材の落下に繋がるリスクもあります。
続いて安全対策を講じた上で屋根上に上がり、屋外側からの点検を実施しました。
屋根材にはフルベスト20というスレート系の屋根材が使用されていました。フルベスト20とは、薄い板状に成形されたセメント系の屋根材料で、多くの住宅で採用されている定番の屋根材です。最近塗装工事をされたばかりとのことで、屋根全体が綺麗な赤色に塗装されていました。
天窓本体はアルミ製で、形状や部材の特徴からYKK製のものと推測されます。屋根の上から直接ガラス部分を観察したところ、室内から見えた通りガラス面にしっかりと割れが入っている状態でした。
天窓の周囲を囲む板金や、周辺のフルベスト20の納まりを確認しましたが、施工不良や著しい施工の乱れは見られず、納まり自体には大きな問題はありませんでした。
屋根材や周囲の板金に問題がない場合、原因は天窓自体の部材劣化に絞られてきます。
天窓は太陽光や風雨を直接受けるため、どうしてもガラス周りのパッキンやシール材(防水用のゴムや樹脂素材)が紫外線で劣化してしまいます。パッキンとは、隙間からの水や空気の侵入を防ぐために取り付けるゴム製の防水部材のことです。
今回の天窓も、ガラスとアルミ枠の間にある防水パッキンがカチカチに硬化し、ひび割れて隙間が生じていました。ガラスの割れ目から染み込んだ雨水や、劣化して隙間ができたパッキン部分から水が内部へ伝い、室内の雨染みへと繋がっていた可能性が極めて高いと考えられます。
お客様からは、この機会に安心できるように天窓の交換工事で見積もりが欲しいというご要望をいただきました。
しかし、現在はこの横1420ミリ×縦930ミリという昔の大規格サイズの天窓が製造されていません。そのまま同じ寸法の製品へすっぽり入れ替えることができない状況です。
そこで弊社からは、大工さんによる木工事を組み合わせて開口部の寸法を調整し、現在流通している標準サイズの天窓を2つ並べて設置する2連装施工でのご提案をさせていただきました。
2連装にすることで採光性をしっかり維持しつつ、最新の防水性能を備えた天窓へと安全に生まれ変わらせることができます。既存の屋根材や室内の収まりに合わせた最適な工事プランをご案内いたしました。
生駒市で天窓のトラブルや雨漏りにお悩みなら
天窓は設置から15年から20年が経過すると、防水部材の寿命により雨漏りのリスクが飛躍的に高まります。高い場所にあるためご自身での確認は大変危険です。
街の屋根やさん奈良店では、専門のスタッフが屋根の上に上がり、細部までしっかりと点検を行います。今回のように現在製造されていないサイズの天窓であっても、お住まいの構造に合わせた適切な改修方法をご提案いたします。
生駒市周辺で天窓のガラス割れ、雨漏り、結露などのお困りごとがございましたら、ぜひお気軽に街の屋根やさん奈良店へご相談ください。点検・お見積もりは無料で承っております。
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