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施工事例
大阪でシロアリ被害の床下補修とトイレ工事・キッチンクロス張り替え

工事のきっかけ

訪問販売の屋根業者がやってきて『屋根が傷んでいる』と指摘され、高額な見積もりを提示されたことから、友人が屋根やさんで働いていることを思い出し相談したところ、お友達価格と称して破格の値段で屋根工事をしてくれました。
その友人にホントは屋根よりもずっと前からトイレの床がフカフカしていることが気になっていたと相談すると、『屋根以外の事も出来るよ。』と言ってくれたので見てもらうことにしました。
営業担当者も工事担当者もとても話しやすくて色々相談に乗ってもらえて、とても大掛かりな工事になってしまいましたが、不安だったことが全部解消できて本当に嬉しいです。

その他の工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: その他の工事

施工期間: 3日間

使用材料: totoピュアレストＱＲ・壁紙クロス

施工内容その他: トイレ補修・床下補修・キッチンクロス張り替え

築年数: 築45年くらい

保証年数: 10年

工事費用: 103.5万円

こんにちは！街の屋根やさん奈良店です。

以前に大阪市内に住んでいる友人が訪問販売の屋根業者に高額な工事を契約させられそうになったことから私に相談してくれて、屋根の漆喰工事をした施工事例をご紹介しました。

　・訪問販売の屋根業者がきっかけで屋根漆喰詰め直し工事を施工しました

屋根の無料点検の際に屋根以外の工事も出来るか聞かれたことから、屋根よりももっと気になっているというトイレの補修のことを相談されました。

　無料点検の詳細についてはコチラ　→　街の屋根やさんの無料点検でお住い全体の不安も解消！

トイレのリフォームは数年前に行っていましたが、その際の施工不良が原因で水漏れが起こり、床下が多湿になったことからシロアリが発生したようでした。
その時はシロアリ駆除の業者に依頼して、シロアリ駆除と水漏れの止水・床下の応急処置などをしてもらったそうですが、最近になってトイレの床がフカフカしていることに気付きとても不安になったそうです。

それでは、無料点検から工事までの様子をご覧ください。

トイレの床と床下の無料点検の様子

フカフカしているトイレのクッションフロア

実際にトイレの床を点検していくと、友人が言っていたように床がとても不安定な状態でした。

実質的な水漏れは止まっているようでしたが、とても湿気が多く、床や壁にはカビが発生している箇所がありました。

フカフカしている床の土台の傷みが進行したのではないかと心配していましたが、床のクッションフロアを剥がしてみないと傷み具合はわかりません。

大掛かりな工事にはなってしまいますが、不安定な土台はしっかり補修して安心したいという希望だったので、トイレを撤去して補修することになりました。

床下の点検

トイレの隣にあるキッチンの床下収納部分から床下に入ってみました。

トイレに隣接している床は、一見してわかるほどに黒く変色していました。
近づいてみると、シロアリと湿気によるカビで木板が酷く腐食しており、ベニヤ板や細い木材で施工された補修はシロアリ駆除の業者がしたようです。

シロアリは全く見つからず、カビも最近発生したものではないようでしたので、補修が十分ではなかったということでしょう。

トイレと反対側の床下にはカビの発生はあまり見られませんでしたが、シロアリ被害による腐食はあり、土台のコンクリート壁との間に隙間が開いている状態でした。

表面上はかなり傷んでいるように見えましたが、木材の内部にまでは被害が及んでいなかったことは幸いでした。

トイレ同様にこの機会に床下の傷みも補修していくことになりました。

通路の養生

工事を始める前に玄関から現場に通じる通路をビニールシートで丁寧に養生します。
床はもちろんですが、家具にもビニールシートを被せます。

工事をする上での養生は、とても大切な作業です。
今回は塗料などは使用しませんが、埃が舞ったり接着剤が付いたりする可能性があるからです。
工事箇所以外を保護するために養生するのです。

トイレ補修工事

トイレの撤去

まず最初に既存の便器を撤去します。

便器を撤去したら、床のクッションフロアから床の下地を剥がしていきます。

床を撤去してみると、土台の柱はそれほど深刻な状態ではありませんでした。
ただ、少し歪んでいたことで地面との間に隙間が生まれ、不安定になっていたのかもしれません。

一旦、柱の一部を取り除き、新しい木材を施工することにしました。

地面には木材を設置する事で地面と柱をしっかりと結合させます。

木枠を床一面に取り付け、床面を支える土台を補強しました。

木枠によって床面を平らに施工することが出来ます。

床板に新しいクッションフロアを張り付けて、新しい便器を設置しました。

便器はTOTOのタンク無しネオレストから、同じTOTOのタンク付きピュアレストＱＲになりました。
同じ機種に付け替えることも提案しましたが、少しでも工事費用を安くしたいという希望によって、安価な便器を取り付けることになりました。

壁紙は白い無地のクロスから緑を基調にした可愛いクロスに変更されました。

トイレ前の床と壁紙

トイレ前の床と壁も新しくなりました。

トイレの補修工事は以上です。

キッチン床下の補修

トイレに隣接している床下の柱や床板の傷みを補修していきます。

床下の土台となる木材（大引と言います）の表面のシロアリに腐食された部分を削り、新しい木材で補修します。
補修した箇所が一目でわかりますね。

壁側の大引きに垂直に設置されている木材（根太と言います）のかなり傷んだ部分も新しい木材と交換して、隙間はセメントで隙間を埋めておきます。

トイレと反対側の床下のシロアリによる腐食で土台のコンクリートとの間に隙間が開いていた箇所には、セメントを塗り込んでしっかりと隙間を埋めました。

キッチンクロス張り替え

キッチンの壁紙クロスを張り替えました。
カタログから壁紙を選ぶ時に、すごく気に入ったものがあったととても喜んでいました。

遠目でよくわかりませんが、実はこの壁紙にはムーミンのキャラクターがプリントされていてとても可愛いです。
完成後に会った時には『台所に立つとテンションが上がる！』と本当にうれしそうでした。
壁紙一つで気分も変わりますね。

以上で、床下の土台補修とトイレ工事・キッチンの壁紙クロス張り替えまで、全ての工事が完了しました。

友人は、ずっと悩みの種だったトイレが新しくなってとても喜んでいました。

こちらの施工事例の工事は、本日の現場ブログでもご紹介しています。
・ずっと気になっていたというトイレの床下の補修工事と内装工事
・シロアリに腐食されたキッチン床下の補修工事とクロス張り替え作業

最後に、天井裏にネズミが出入りしていて足音で眠れないと言っていたので、工事終了時に粘着シートのネズミ捕りを屋根裏に仕掛けておきました。
すると翌日早速かかったということでした。
そこからしばらくネズミの足音が聞こえなくなったので、安眠できるようになったということでした。

工事内容