2026.08.14
王寺町の店舗様にて屋根の葺き替え工事を開始したところ、建物の正面にあたるパラペット部分に著しい劣化が見られました。 パラペットとは、店舗の屋根の端や屋上に設けられた低い立ち上がり壁のことです。看板を取り付けたり、建物のデザイン性を高めたりする重要な役割を担っています。 しかし、長…
今回点検を行った屋根には、カラーベストと呼ばれる薄い板状の屋根材が使用されていました。カラーベストは軽量で耐震性に優れている一方、表面の塗膜によって防水性能を保っているため、定期的な塗り替えが必要な建材です。
現地調査を実施したところ、屋根の表面全体がかなり色褪せており、塗膜の防水機能が低下していることが確認できました。屋根の上には後付けされたソーラーパネルがしっかりと固定されていますが、実はパネルを取り付ける前に屋根自体のメンテナンスが行われていませんでした。
本記事の屋根のように、表面の塗膜が薄くなり劣化が進んだ段階でも、あらかじめ再塗装などの手入れを行ってからパネルを設置していれば安心でした。
ソーラーパネルが設置された状態のままでは、パネルの下になっている部分の再塗装や、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるカバー工法を行うことができません。メンテナンスを実施するためには、一度設置されたソーラーパネルとその架台(パネルを支える鉄骨の台座)をすべて取り外す必要があります。作業完了後に再びパネルを設置し直す工程が発生するため、取り外しと再設置の手間や費用が余計にかかってしまいます。
詳しく屋根内部まで調査を進めると、ソーラーパネルの影響とは別に、新築時の建築工事で生じたと見られる傷みも発見されました。
屋根の頂上や角の部分を覆っている金属を隅棟板金(すみむねばんきん)と呼び、その下には固定用の木材が入っています。この下地用の木材を打ち込む際、隅棟板金の下にあるカラーベストに割れが生じていました。こうした隠れた破損箇所の早期発見も、定期点検の重要な役割です。
後付けでソーラーパネルの設置をご検討中の方は、設置前に必ず屋根材全体のメンテナンスと状態チェックを行いましょう。
街の屋根やさん奈良店では、屋根の専門知識をもとに、設置後の将来的なメンテナンス費用まで見据えた最適なご提案をいたします。ソーラーパネルの設置を含め、屋根の点検や改修工事に関するお悩みは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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