2026.09.02
奈良県磯城郡川西町にお住まいのお客様より、先日の突然のゲリラ豪雨の際、室内へ激しく雨が漏れてきたという緊急のご相談をいただきました。お住まいは歴史ある立派な古民家で、過去に増築を行われたことで母屋と離れが繋がれた特殊な構造をしています。これまで大きなトラブルはなかったものの、近年…
現地へ到着して確認させていただいたところ、ガレージ倉庫は建築されてからまだ3年ほどしか経過しておらず、全体的に非常に綺麗な状態でした。
しかし、車が接触してしまった部分を確認すると、外壁材であるサイディングが2枚、大きく割れて破損している状態でした。
サイディングとは、建物の外壁に貼る板状の外装材のことです。デザイン性が高く現代の住宅や倉庫で広く使われていますが、強い衝撃が加わると割れてしまうことがあります。
外壁の補修を行う際、最も重要になるのが材料の手配です。
外壁業界では商品のモデルチェンジが頻繁に行われるため、製造メーカーのラインナップから外れる「廃盤」になってしまうケースが少なくありません。築年数が浅くても廃盤になっている場合があり、その際は似たような別の柄で代用せざるを得なくなります。
今回使用されていたのは、外壁大手メーカーであるKMEW(ケイミュー)製のサイディングでした。すぐにメーカーへ在庫状況や販売状況を確認したところ、現在も継続して販売されていることが判明しました。
これにより、破損した2枚を全く同じ柄のサイディングで新しく張り替える補修が可能となり、お客様にも大変安心していただけました。
今回の外壁は、サイディングを縦方向に貼っていく「縦張り」で施工されています。固定方法には「通気金具工法」が採用されていました。
通気金具工法とは、外壁材を直接釘で固定するのではなく、専用の金具を使って取り付ける施工方法です。壁の中に空気の通り道ができるため、湿気がこもりにくく家を長持ちさせられるメリットがあります。
ただし、部分的な張り替え工事を行う場合は注意が必要です。一度壁を解体して新しいサイディングをはめ込む際、構造上の理由から既存の金具をそのまま使って固定することができません。そのため、交換する部分はガレージの鉄骨下地に直接ビス(ネジ)を打ち込んで固定することになります。
ビスで固定した部分は頭が見えてしまうため、施工後に同色の塗料などで目立たなくする「ビス頭処理」を行う必要があります。
張り替え箇所の周囲、特に上に位置するサイディングとのつなぎ目部分には「コーキング」と呼ばれる目地材が充填されています。
コーキングとは、外壁材同士の隙間を埋めるゴム状の防水材のことです。雨水の浸入を防ぎ、地震などの揺れによる衝撃を逃がす重要な役割を持っています。
今回の工事では、サイディングを2枚取り外して入れ替える作業に伴い、周囲のつなぎ目にあるコーキングを一度剥がし、新しいコーキング材を充填し直す「打ち換え作業」が発生いたします。防水性能をしっかり維持するためには欠かせない工程です。
今回の修理工事自体は、大掛かりな新築工事と比べるとそこまで長い時間はかかりません。
しかし、既存の壁を傷つけないように慎重に解体し、鉄骨へのビス留めや目立たないように仕上げるビス頭処理、さらには防水のための丁寧なコーキング処理など、細かい手間と職人の高い技術が求められます。
また、同じ製品を使って施工したとしても、3年間の日焼けや経年変化により、新しく交換した2枚の部分だけどうしてもわずかに色が浮いて見えてしまうことがあります。美観的に完全に元通りの新品状態に戻すことは難しいのが現実です。
ちょっとした不注意による事故とはいえ、お気に入りのガレージが傷ついてしまうのはお施主様にとっても大変ショックなこととお察しいたします。だからこそ、私たち街の屋根やさん奈良店は、できる限り違和感なく綺麗に仕上げ、お客様のお気持ちに寄り添った丁寧な施工を心がけております。
自家用車を壁にぶつけてしまったトラブルや、台風や大雨による外壁の破損など、住まいの外まわりに関するお困りごとはいつ発生するか分かりません。
そのまま放置してしまうと、破損した隙間から雨水が内部に入り込み、ガレージの鉄骨骨組みをサビさせたり、建物全体の寿命を縮めてしまう原因になります。
街の屋根やさん奈良店では、専門知識を持ったスタッフが現場へ伺い、徹底的な調査と明確なお見積もりを無料でご提示いたします。火災保険の活用に関するご相談も承っておりますので、外壁や屋根のトラブルでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
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